パブリックビュー観戦記@第四回ちはやふる小倉山杯

パブリックビュー観戦記@第四回ちはやふる小倉山杯

2023年2月19日に、第四回ちはやふる小倉山杯(以下、小倉山杯)が、京都の嵯峨嵐山文華館で行われました。ここでは、小倉山杯で初めて設置されたパブリックビュー(以下、PV)の体験記を残したいと思います。特に子供(0歳児)を連れての参加だったので、今後そういった状況で参加される方の参考になれば嬉しいです。

小倉山杯現地観戦に至るまで

小倉山杯は今回で第四回(4年目)となるわけですが、これまでは中継を通して観戦したことはあったものの、現地観戦は初めてでした。関東在住のため、なかなか京都まで足が伸びなかったというのが1番の理由です。(川瀬名人の応援(挑戦者決定戦、名人戦)で何度も京都を訪れていて、「さすがに行き過ぎ」という気持ちもありました)特に昨年は、妻への負担が大きすぎたことも大きな理由でした。そんな状況で、小倉山杯の現地観戦は今後もないかなぁ、というのが正直なところでした。

しかし、年明けの名人戦で状況が大きく変わりました。今年の名人戦は、年末年始の帰省もあったため、現地応援を断念し、YouTube観戦でした。そこで、皆さんもご存知の大熱戦を川瀬名人が制したのを目撃し(最後の運命戦が出た時は夫婦2人で大きな声を出してしまい、子供を泣かせました)その時の興奮と勢いで「小倉山杯は川瀬名人を現地応援しよう!」と夫婦そろって急いで準備を始めました。この時、PVがなければ、そもそも現地観戦を検討することすらなかったと思います。

ついに小倉山杯、現地観戦!

私たちは、夫婦と約8ヶ月の子供の3人で、第一、第二試合のPVを観戦しました。(第三試合は帰りの時間の都合で参加できませんでした)

我々は、京都や嵯峨嵐山文華館を訪れた経験はそれなりにあったので、その点不安はありませんでした。前日に新幹線で京都に入り、京都駅付近のホテルに泊まりました。(ちなみに、今回「変なホテル」に泊まりました。恐竜のフロントで話題になったホテルですが、なぜそこにしたかというと、風呂トイレが別で、子供をお風呂に入れやすかったためです)

翌日の朝、京都駅からJR嵯峨野線で嵯峨嵐山駅に移動し(20分くらい)、そこから徒歩15分くらいで嵯峨嵐山文華館に着きました。嵯峨嵐山駅から文華館までの徒歩は、季節や天候、荷物の量等によっては少し大変に感じる人もいるかもしれません。場合によってはタクシーをおすすめします。PV会場は、嵯峨嵐山文華館から道を挟んだ向かいにある「らんざん」という旅館でした。

PVの詳しい情報と実際の様子

PVの情報等は、公式のものがあるかと思いますが、ここに実際の様子と合わせて書き残したいと思います。

  • チケット価格 1000円/試合 ※第一試合は開会式を含む
    ちはやふるグッズ付き
  • 会場 2階の広間 ちゃんと数えていませんが50席以上はあったと思います。中央前方に、大きめのモニターがあり、そこに中継を映しながら、その脇で、進行や解説が行われました。我々は子供連れだったこともあり、一番後ろの席に座りましたが、モニターは問題なく見れました。
  • これは驚きましたが、会場には、お茶・コーヒー・お菓子等のケータリングがあり、自由に利用できるようになっていました。
  • (これはスタッフの方がその場で判断して設置してくれた気がするのですが)後ろに荷物置き場がありました。0歳児連れは荷物が多いので大変助かりました。

個人的な感想

まず、グッズ、ケータリング付きで1000円というのは、観戦そのものはほぼタダみたいなものだな、と思いました。この非常に良心的な価格設定は、小倉山杯のかるた普及の精神に基づくものなんだろうと感じます。我々がそうでしたが京都にくる旅費が一番ネックなのかなと思います。今回は、試合会場の近くにPV会場が設置されましたが、今後、京都以外でも設置できれば、より多くの方がアクセスしやすいのかなと思います。(例えば、どこかの映画館とかで中継を見れたら楽しそうですね)

また、これは個人的に非常に驚いたのですが、PV観戦者のほとんどが競技かるた未経験者でした。(経験者は5人/45人くらいでした※だいたい)小倉山杯がかるた界の外側に向かって発信できていることが如実に現れていたと思い、すごいなと感じました。

唯一、我々が困ったこととしては、おむつの交換や離乳食をあげる場所でした。おむつの交換場所については、実は文華館1階にはあるのですが、旅館にはありませんでした。(また、試合中は静かにしていなければならないので、文華館1階の設備に子供を連れていくのはためらわれました)我々はありがたいことに控え室をお借りできたので問題なく過ごすことができました。観戦者だけでなく、今後選手や役員の方にも子育て中の方がいた場合、ナースリースペースは可能ならあった方がよいのかなと感じました。

うしろの荷物置き場は、地味ですが非常に助かりました。子供連れだと荷物が多くなりがちなため、(セキュリティ的な面が許せば)席とは別に、荷物スペースがあるといいなと思います。

今回は、運営側も、観戦側もはじめてのPVだったわけですが、一試合目よりも、二試合目の方が、「観客」側も慣れてきて、会場がどよめいたり、声が出ることが多くなったように思いました。こうやって観戦文化が育っていくんだな、という過程を目の当たりにできて楽しかったです。

さいごに

今回、PVがなければ私たちはちはやふる小倉山杯を現地観戦することはできませんでした。個人的には、最もPVの恩恵を受けたのではないかと勝手に思っています。PVの設置にご尽力された皆様、本当にありがとうございました。

また、今回、関係者の皆様が非常に子供好きであることがわかり、大変心地よく過ごすことができました。中継スタッフの方から、アナウンサーの方、運営の皆様方に、たくさんあやしていただきました。ちなみに、中でも1番あやしてくれたのは、鶴谷副会長でした。

来年の第五回大会が今から楽しみです!

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